3Dプリンターで作品づくり|頭の中の形を現実にするステップ

3Dプリンターで造形中のオリジナル作品と、手前に並ぶ試作品2つとノギス

「3Dプリンターで、自分でも何かつくってみたい」と思う人もいます。けれど、「何から始めればいいの?」「頭の中のイメージをどうやって形にするの?」と、最初の一歩でつまずいてしまう方も少なくありません。

この記事では、3Dプリンターで作品をつくるための基本的なステップを、子どもにも大人にもわかりやすくご紹介します。

3Dプリンター作品づくりの全体像

3Dプリンターでの作品づくりは、おおまかに次の流れで進みます。

  • アイデアを描く
  • 3Dモデルをつくる(モデリング)
  • プリント用のデータに変換する
  • 出力する
  • 確かめて改良する

それぞれのステップを見ていきましょう。

ステップ1:アイデアを描く

まずは、つくりたいものを紙に描きます。正面・横・上から見た形を描いておくと、次のモデリングがぐっと楽になります。大きさのイメージもこの段階で考えておきましょう。

ステップ2:3Dモデルをつくる

パソコンやタブレットのソフトを使って、立体の形をつくります。最初は、箱や円柱などのシンプルな形を組み合わせるところから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、曲線や細かいディテールにも挑戦してみましょう。

ステップ3:プリント用のデータに変換する

つくった3Dモデルを、3Dプリンターが読み込める形式に変換します。このとき、材料をどれくらいの細かさで積み重ねるか、内部をどれくらい詰めるかなどを設定します。設定によって、仕上がりや出力時間が変わります。

ステップ4:出力する

いよいよ出力です。3Dプリンターは材料を少しずつ積み重ねていくため、作品の大きさによっては時間がかかります。動作中は高温になる部分があるので、安全に気をつけて見守りましょう。

ステップ5:確かめて改良する

できあがった作品を手に取って、イメージどおりか確かめます。

  • 大きさは合っているか
  • 形が崩れているところはないか
  • 部品同士はうまく組み合わさるか

一度で完璧な作品ができることはまれです。気になったところをモデルに戻って修正し、もう一度出力する。この試行錯誤こそが、作品を本物にしていくプロセスです。

作品づくりを楽しむコツ

小さくつくって試す

大きな作品の場合、まずは小さなサイズで試作してみると、時間も材料も節約できます。

失敗作をとっておく

うまくいかなかった試作品は、どこをどう改良したかの記録になります。並べてみると、自分の成長が目に見えてわかります。

ほかの分野と組み合わせる

3Dプリントした部品を、ロボットや電子工作と組み合わせると、作品の可能性は一気に広がります。

最初につくるのにおすすめの作品

はじめての作品には、名前入りのキーホルダー、ペン立て、スマホスタンドなど、身近で使えるものがおすすめです。使ってみることで、「もう少し角度を変えたい」「ここを厚くしたい」と改良のアイデアが自然に湧いてきます。自分で使いながら改良していく体験は、3Dプリンターならではの面白さです。

失敗した試作品も、改良の手がかりがつまった大切な資料です。

まとめ:頭の中の形を、手に取れる作品へ

3Dプリンターでの作品づくりは、アイデアを描き、形にし、確かめて改良するという、ものづくりの面白さがぎゅっとつまったプロセスです。子どもも大人も、自分の「つくりたい」を本物にする体験を楽しんでみてください。

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